中国産のアサリを熊本県産と偽り販売した疑い 下関市の水産物輸入販売業の57歳の女を逮捕
中国産のアサリを『熊本県産』と偽って販売したとして、下関警察署は10月1日、下関市の水産物輸入販売業の57歳の女を食品表示法違反の疑いで逮捕しました。
逮捕されたのは下関市の輸入業者「フーズワンジャパン」の共同経営者=中野京子容疑者57歳です。
下関警察署によりますと、中野容疑者は2021年11月11日から翌12日までの間、2回にわたり、中国産のアサリを「活きあさり熊本」などと表示し、卸売業者に6420キログラムを販売した疑いが持たれています。
中野容疑者の夫で「フーズワンジャパン」の共同経営者=喜一容疑者は9月27日、同様の容疑で逮捕されています。警察はその後、中野容疑者の捜査をしていて、10月1日正午過ぎ、福岡県内の空港で発見し、逮捕しました。
販売されたアサリは2021年10月下旬から11月上旬にかけて中国から輸入されたもので、一時、熊本県内で畜養。県内の卸売業者を通じて、県内外に流通したということです。
警察は共犯事件として、中野容疑者の認否を明らかにしていません。
「フーズワンジャパン」と同じく市内の販売業者=「京成物産」の2社は今年3月、中国産のアサリおよそ650トンを熊本県産などと表示し、販売したとして農林水産省などから表示是正の指示を受けていました。