【JR西日本】全国初!岩徳線での次世代バイオディーゼル列車の営業走行試験スタート!
JR西日本は岩徳線の一部の営業列車で次世代バイオディーゼル燃料を100%利用した長期走行試験を3日から始めました。
次世代バイオディーゼル燃料を使用した列車が客を乗せて走るのは国内初となります。
JR西日本は、2050年にCO2排出量を実質ゼロを目指す取り組みの一環で2022年度から次世代バイオディーゼル燃料導入に向けた実証実験を行っています。
今年度は営業列車の一部を利用して長期走行試験を行い、長期使用をした際の車両性能への影響を確認するということです。
試験は岩徳線の一部の列車で3日から来年1月31日まで予定されていて、次世代燃料を使用する車両の前面と側面にはシールが貼られています。
今回使用される燃料は、既存の車両や給油設備をそのまま活用することができるため、コストを最小限に抑えながら、温室効果ガスの排出量を減らすことができるということです。
(JR西日本イノベーション本部 玉置 誠一担当部長)
「将来に向けた第一歩であるということで感慨深い。ことし1年営業列車で試験を積み重ねて、結果がよければ次の展開に広がることになる。うまくいくことを期待してそして、今後もゼロカーボンに向けての取り組みが進むことを期待している。」
JR西日本は今回の試験結果を踏まえ、来年度以降の導入を目指すとしています。