【山口天気 夕刊2/25】気圧配置が「南高北低」…週末にかけては4月並みの暖かさに ただし暖かくなりすぎたら反動にも注意
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●気圧配置が「南高北低」 南から暖かな空気が勢力拡大へ
●今週は日に日に気温上昇 週末にかけては4月並みの暖かさに
●3か月予報発表…3~4月は平年並みの気温も寒暖差大きく 暖かくなりすぎたら反動に注意
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連休明けの、きょう25日(火)の朝は、まだ強烈寒波の余韻が続き、最低気温は徳佐で氷点下10.7度まで下がるなど、各地で強烈に冷え込みました。一方で、日中は一気に寒さは和らぎ、最高気温は多くの所で10度以上…2桁となってきました。
長かった寒波のトンネルを、ようやく抜けた、という状況…しばらく西高東低、等圧線が縦じま模様の冬型気圧配置が続いていたのが、きょう25日(火)は等圧線が横の縞模様。南に高気圧、北に低気圧という「南高北低」の気圧配置になってきました。この気圧配置になると、南から北へ暖かな空気が流れていくことで、気温が上がる傾向があります。
今週は、このあともしばらく、その「南高北低」が続くことで南の暖かな空気が勢力を広げて、週末にかけては4月並みの暖かさにもなりそうです。一方、暖かさ増すほど、スギ花粉の飛散が一気に増える見通しですので、こちらには万全の対策を心がけていきましょう。
なお、気象台からは3か月予報が発表されました。3月から5月にかけての春本番の天候の見通しとなります。それによると、気温はほぼ平年並みか若干高めとなる見通しで、もう大雪になるような寒波の雰囲気はなさそうですが、3月、4月は平均すると平年並みでも、まだ日々の寒暖の変化が少々大きくなる傾向もあるようです。暖かくなりすぎたら、その反動にも注意、と心得ておきましょう。
あす26日(水)は、未明から朝にかけては気圧の谷の通過で雲が増え、少しにわか雨、みぞれの所もありそうですが、日中は再び日ざし十分となるでしょう。朝の冷え込みはだいぶ弱く、徳佐でもプラスの最低気温…日中の気温は11~14度くらいで、昼間は日ざしに温もりが感じられそうです。
暖かさが増すにつれ、あす26日(水)はスギ花粉の飛散量がさらに増えてくる心配があります。花粉症対策も入念に行っていきましょう。
しばらく天気は小刻みな変化で、27日(木)は大体晴れますが、金曜日は雲が増え、一部にわか雨も。土曜日も初め晴れますが日曜日にかけては下り坂となり、来週は曇りや雨のぐずつく天気が少し長引く、とみています。気温は、目先は日に日に上昇して週末には4月並みの暖かさに。ただ、来週は雨とともに、また少々寒の戻りとなる可能性があります。
(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)