家族を失った人などの支援活動を続ける防府市の団体がこのたび、女性を中心に優れた県民活動を行っていると表彰され、村岡知事に受賞の報告をしました。

受賞報告したのは防府市を拠点に活動するグリーフサポートやまぐちの代表京井和子さんです。

グリーフサポートやまぐちは住みよい地域社会づくりなどを目指して創設されたコープやまぐちの「女性いきいき大賞」で今月、20団体の中で最優秀賞を受賞しました。

代表の京井さんは2000年に当時4歳の長女を交通事故で亡くし、自助グループを結成。

2015年にはグリーフサポートやまぐちを立ち上げ、およそ20人のメンバーが事件・事故、病気や自死などで身近な人を失い苦しむ人たちの支援活動をしています。

今回の最優秀賞は、他の団体と協力して支援していることや他県でもグリーフサポートの団体が立ち上がる支援をするなど「地域づくり」の分野として評価されました。

（京井和子さん）
「多様な喪失感をお持ちの方たち 喪失がそれぞれ違う」
「色々な方や団体の力が必要なのでこの賞はグリーフサポートだけではない、 関わった団体と一緒にとれた賞」

グリーフサポートやまぐちはことし7月に防府市で生命のメッセージ展を開催するということです。