県無形文化財「鷺流狂言」保持者米本太郎さんに知事から認定書
山口市に伝わる「鷺流狂言」の普及に努める米本太郎さんが県の無形文化財保持者に認定され、村岡知事から認定書が交付されました。
きょう(25日)付けで県の無形文化財「鷺流狂言」の保持者に認定されたのは、米本太郎さん43歳です。
山口鷺流狂言は、山口市でおよそ140年間、市民の手で受け継がれてきた伝統芸能です。
米本さんは同じく無形文化財保持者の米本文明さんの長男で、3歳のときに保存会に入会し、7歳で初舞台に立ちました。
40年に及ぶ芸歴に加え、沖縄やアメリカでの公演、駐日大使が県内を視察した際の披露など普及に向けた活動は幅広く、また子ども狂言教室の開催など担い手の育成にも尽力していることから、今回の認定に至りました。
(米本太郎さん)
「能・狂言は日本の最も古い芸能のひとつであると思うし、山口はすごく盛んな場所であったので、しっかり広げていくように責任をもって体験できるようにしていきたい」
米本さんは「鷺流狂言がインバウンド向けの体験コンテンツにもなれば」と知事に話していました。