取引業者への未払いが明らかになっている下関市豊北町の豊北病院が13日、会見を開きました。

　滞っている業者への支払いは、黒字化が見込まれる来年の3月以降に行っていきたいと述べました。

　豊北病院をめぐっては、看護師などの6月分の給与の一部が未払いとなっていて関係者によりますと20社を超える取引業者への支払いも滞っています。

　豊北病院が開いた会見で石川圭一理事は、「未払いとなっている6月分の給与の一部は、今月に支払う。また、支払いが滞っている業者があること事実だが、業者の数や金額については公表できない」などと述べました。

　その上で、「入院患者の増加などによって来年3月には、単月で黒字になる見込み。それ以降に業者と相談しながら支払いを行っていきたい」と話しました。

（石川圭一理事）
「下関市北部地区の最北端の病院として精一杯やっている鋭意経営を健全化するために努力をしている黒字経営になれば分割で業者に支払う」

　また、豊北病院に勤務していた看護士などが指摘しているパワハラについては、「パワハラの認識はない」と否定しました。