週末の県内は、12月として異例の暖かさとなりましたが、今朝にかけては東シナ海から広がる雲に覆われてきています。所々に弱い雨雲が流れ込み始めています。

発達しながら低気圧や前線が、近づく見込みで、山口県は天気が崩れる予想です。低気圧の中心に向かって、南から暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となりそうです。夕方頃からは雨や風が強まる見込みです。

県内は朝から所々で雨が降り始めるでしょう。初めは止む時間のある弱い雨が中心となりそうですが、夕方頃からは、局地的に激しい雷雨となる所がありそうです。また、南寄りの風が強まり、突風が吹いたり、雨が横から吹き込むようなこともありそうです。夜にかけて荒れた天気にお気を付けください。
県西部の日本海側沿岸の地域では、暴風警報が発表される可能性があります。これから次第に天気が荒れていきますので、雨具の準備を万全に。荒れる天気のピークを迎えるのは、夜になる見通しですから、早めに家に帰ることもおすすめします。
海上の波は瀬戸内側で1.0mのち2.0m。日本海側・響灘は2.0mのち3.0mの予想です。

日中の最高気温は、15度前後の所が多いでしょう。今朝は気温が高めですが、このあとはあまり気温が上がらず、最高気温はきのうより大幅に低くなる見込みです。雨に濡れて体を冷やさないようお気を付けください。

あす12日（火）は低気圧は東へ離れて、荒れる天気のピークは越えますが、気圧の谷の影響を受ける見込みです。北寄りの風がやや吹きやすく、日本海側ほど時雨れる時間がありそうです。あさって13日（水）は天気が回復して、昼間は暖かくなりますが、14日（木）はまた天気が下り坂。15日（金）から16日（土)頃にかけて再び雨が降る所がありそうです。そして、16日（土)以降は上空に強い寒気が流れ込み、一気に冬の寒さが厳しくなります。山口の17日（日）の最高気温は5度予想。山間部を中心に雪が降るほどの、凍える寒さとなるでしょう。今週は激しい気温変化に十分な注意が必要です。

（KRY山口放送 気象予報士 中原一徹）