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【天気のミカタ】ご存じですか?8つの気象条件を司る「お天気の神様」

2023年10月27日 12:20
【天気のミカタ】ご存じですか?8つの気象条件を司る「お天気の神様」

「天気のミカタ」8つの気象条件を司る「お天気の神様」について紹介します

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日本に唯一、気象の神様を祀った神社が、東京にあります。高円寺駅からほど近い、「氷川神社」の境内にある「気象神社」です。

気象神社で祀られているのは、知恵を司る神様「八意思兼命(やごころおもいかねのみこと)」で、その名前にある「八」には、『晴』『曇』『雨』『雪』『雷』『風』『霜』『霧』という、八つの気象条件を司ることができるとされています。
気象神社では、大事な日に晴れの天気であってほしい方のための「晴天祈願」などの各種ご祈祷が行われているほか、気象予報士の受験生が合格祈願で訪れる、というのもあるそうです。

気象神社の始まりは第2次世界大戦の時にさかのぼります。1944年(昭和19年)4月、東京都杉並区、大日本帝国陸軍の陸軍気象部の構内に造営されたのが始まりです。軍にとって気象条件は戦略、作戦を講じるのに大事な要素であり、予報的中を祈願するなど、気象観測員の心のよりどころとされていたそうです。戦後、一時は撤去される予定でしたが、「高円寺氷川神社」の当時の宮司が、「撤去するのはもったいない」と神社の受け入れを決め、1948(昭和23)年に高円寺へとやってきて、今に至ります。

私も以前、この気象神社に足を運んでおり、山口県での天気予報の仕事が上手くいきますように、そして山口県が平和な天気でありますように、と祈願させて頂きました。気象神社のお守りはKRYウェザーセンターに飾らさせていただいています。
神様の御加護も受けながら、これからも皆様の生活を支える気象情報を、心を込めてお届けしていきたい、と思います。

日本で唯一の「気象神社」は東京都杉並区、高円寺にあります。東京に行く機会がある際、ぜひ、足を運んで参拝されてみてはいかがでしょうか。
なお、どうしても遠方のために参拝が難しい、という方のために、ホームページからの問い合わせから、お守りなどの発送も行っているそうです。

(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)

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