関門港にテロリストが乗った船が入港したとの想定 海上保安部、警察、消防などが合同訓練
下関市の関門港にテロリストが乗った船が入港したとの想定で海上保安部、警察、消防など20の行政機関が合同で21日訓練を行いました。
訓練は下関市のあるかぽーと岸壁にテロリストが乗った外国客船が着岸したとの想定で行われました。
通報を受け警察が速やかに警戒区域を設けて現場への立ち入りを禁止し出入国在留管理局が入国審査を行います。
その後、税関職員が手荷物検査を行うと検査を拒否する乗客が現れます。
男はテロ組織の関係者とみられ刃物を持って暴れましたが駆け付けた警察によって制圧、連行されていきました。
しかし、その後、男が残した荷物は爆発物の可能性があると判明、県警機動隊の「爆発物処理班」が対応にあたりました。
爆発物を処理する特殊車両は視界が限られていて高度な捜査技術が求められるということです。
門司海上保安部 二股大輔警備救難課長「この訓練を通じて実際の想定の中で関係機関の連携が改めて確認できたことが 一番の収穫」
関門港で行われるこの訓練はテロなどの犯罪を防止するため海上保安部、警察、消防などが協力しおよそ20年前から行っています。
来年は北九州側で実施するということです。