県行政職の月給を平均3700円余 ボーナスは0.1ヶ月分引き上げを勧告 山口県人事委員会 大卒者の初任給は初の20万円ごえ
山口県人事委員会は県行政職員の月給を平均3700円あまり、ボーナスを0.1ヶ月分引上げるよう勧告しました。
勧告では大卒者の初任給が初めて20万円を超えています。
県人事委員会の上野清委員長が17日、村岡知事に県職員給与に関する勧告をしました。
勧告では平均42.6歳の行政職の給料35万2683円を平均3716円、率にして1.05%引上げるよう求めています。
1%を超えるのは29年ぶりです。また、ボーナスも0.1ヶ月分引上げるよう勧告しています。
県職員と民間の給料格差を解消しようというもので今回は、県内164の民間事業所の4月分給料の実態調査に基づいているということです。
(山口県人事委員会の会見)
「改定にあたっては人材確保の観点から初任給や若年層に重点を置いた引上げ、としています」
このほか、職員採用試験の申込者が減少傾向にある中、大卒者の初任給を1万1500円引き上げ20万4300円としています。
20万円を超えるのは初めてです。
給与改定は、平成に入って以降、毎年、勧告通りに行われています。
給料の改定議案が県議会で承認されればことし4月分以降の差額分がまとめて支給されることになっています。
差額分の総額は23億3000万円です。