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【山口天気 夕刊1/29】早くも「春の長雨」が来る!? 気温は高めでも晴天は貴重な日々に…30日(火)の晴天は大切に活用を!

2024年1月29日 18:38
【山口天気 夕刊1/29】早くも「春の長雨」が来る!? 気温は高めでも晴天は貴重な日々に…30日(火)の晴天は大切に活用を!

先週の強烈寒波の余韻も、きょう29日(月)にはだいぶ解消へ…朝は広く霜が降りる強い冷え込みだったものの、日中の気温は2月中~下旬並みの11度くらいまで上がった所が多く、昼間は少し日ざしの力強さを感じる陽気となりました。

今週は、この先も先週のような寒波の気配はありません。むしろ、天気図の上では、早くも春の気配があるようです。

あす30日(火)にかけては引き続き、西日本は高気圧に覆われますが、その後は東シナ海から次第に前線が伸び、その後、前線は南に下がったり再び北上したりを繰り返しながら、西日本付近の天気を度々ぐずつかせる見通しです。

例年は、大体2月終わりか3月頃に、冬と春の季節の境目で、このような前線が伸びることがあり、「菜種梅雨」と呼ばれるぐずつく天気の時期がありますが、その菜種梅雨が、早くも今週にやってくる見通しです。今週は、この先、晴れるチャンスが少ない、ということを踏まえた上で、日ざしの有効活用を心がけていきましょう。

あす30日(火)は菜種梅雨に入る前の安定した晴天。朝は氷点下の冷え込みの所もあるなど、冬らしい冷え込みですが、昼間は12~13度くらいまで気温が上がる所が多く、日ざしが心地よい陽気になりそうです。今後のぐずつく天気を見越して、貴重な日ざしタップリの陽気を、お洗濯など大切に活用していきましょう。

なお、春先のような気圧配置、ということで、気温も春先のような傾向で、しばらく連日、最高気温は2桁で、この時期にしては高めの気温が続く見通しです。気温が高めだと気がかりなのが、先週、飛散開始宣言が出されたスギ花粉の動向です。しばらく、ぐずつく天気が多いこともあり、まだ急に花粉の飛散量が増える雰囲気ではありませんが、年明けから続く、ごく微量の花粉の飛散はある、と思われます。
辛い花粉シーズンを出来るだけ楽に乗り切るためには、飛び始めの今のうちからの対策が肝心となります。薬の服用を始めるなど、備えはシッカリ進めましょう。

全般には春先の気温の日がしばらく続く県内ですが、天気のぐずつき具合によっては、降る雨が少し冷たく感じる日はある、とみられます。雨に濡れて体を冷やしすぎないようにも十分気をつけながら、早くも訪れる春の長雨シーズンを健康に過ごしていきましょう。

(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)

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