下関市の男性が市に救急車を寄贈しました。

　下関市に寄贈された救急車はこれで3台目です。

　救急車を寄贈したのは下関市の元会社役員澤辰水さん69歳です。

　贈呈式にはおよそ50人が出席し澤さんが前田市長に目録を手渡しました。

　澤さんは市内の機械部品の会社で役員を勤めるかたわらボランティア団体に所属し災害の支援などにあたってきました。

　5年前に市に寄贈された救急車で父親と同じ名前の「てつお号」が市内を走り回り救急活動に奔走する様子を見て寄付を決めたということです。

　寄付金は救急車の購入費用およそ3400万円の一部に充てられています。

　救急車は澤さんの名前をとって「たつみ号」と名付けられました。

（澤辰水さ）
「兄が5年前に他界しまして王喜の消防団の分団長をしていたということで何か消防に役立てられないかと思い」「早期発見早期治療先端技術が病院に行く前の救急救命士の治療に役立ってもらえば」

　下関市に救急車が寄贈されたのはこれで3台目です。

　「たつみ号」は12日、下関市東消防署小月出張所に配備されます。