柳井・周南地域の県立高校を5校から2校へ…教育委員会会議で承認~2026年度設置へ
教育委員会会議が19日、開かれ、柳井高校や柳井商工高校、熊毛南高校など柳井・周南地域にある5つの県立高校を2つの高校に統合する計画案を承認、計画が正式に策定されました。新たな2つの高校は2026年度に設置される予定です。
計画によると2つの県立高校に統合されるのは柳井・周南地域にある柳井、柳井商工、熊毛南、熊毛北、田布施農工の5校で、現在の柳井高校がある場所に普通科と商業分野をもつ学校。
現在の田布施農工高校に農業と工業、家庭科分野の学校をそれぞれ設けます。
設置は2026年度を予定しています。
県教委は、人口減少が続く中、「より質の高い高校教育を提供するためには一定の学校規模の確保が必要」などと再編整備の重要性を説明、柳井・周南地域にある県立高校統合については交通の利便性に配慮したり地域のバランスを考慮したりしたことを強調しました。
計画を巡っては熊毛南高校のある平生町と熊毛北高校のある周南市の熊毛地区は地域から高校がなくなることから地元住民などから反対の声があがっていましたが、会議では、委員から異論は出ず、計画は原案通りに承認されました。