山口市鋳銭司で魚介類の加工や販売などを行う「富士水産」が「インドネシア産」のマグロを使ったまぐろ漬け丼を「国産」と偽って販売していたことがわかりました。

　中国四国農政局は食品表示法に基づき、表示の是正など行政指導を行いました。

　行政指導を受けたのは山口市鋳銭司の冷凍魚の販売などを行う「富士水産」です。

中国四国農政局によると「富士水産」は少なくともことし7月13日と14日、「まぐろ漬け丼」という商品に関して、インドネシア産のキハダマグロを使用していたにもかかわらず、原料原産地を「日本」と表示し、販売していたということです。

　販売していたのは388パック、約27㎏です。

　このほか、「鉄火丼の素」についても同じく「インドネシア産」のキハダマグロであるのに「国産」と表示し、10710パック、約643㎏を販売したということです。

　中国四国農政局は食品表示法に基づき、「富士水産」に対して原因の究明や分析を徹底すること。表示を是正することなどを指示しています。