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医師や看護師が救急現場を視察 消防・医療タッグで救命率向上へ 石川・加賀市

2025年1月20日 18:46
医師や看護師が救急現場を視察 消防・医療タッグで救命率向上へ 石川・加賀市
医師や看護師が救急車に乗り込み、実際の救急現場を視察する取り組みが、石川県加賀市で行われました。その狙いとは?

「傷病者の受け入れお願いします。50歳男性、1時間前から胸痛発症です」

迅速で、的確な対応が求められる救急の現場。

救急隊員の対応を視察しているのは、本来救急車を受け入れる側の病院の医師や看護師です。

この取り組みは加賀市消防本部と医療センターが連携を強化し、救命率を向上させようと開いたものです。

救急車の車内で心電図をとりデータを病院に伝送すると…

救急車が到着する前に、待ち受ける病院で、患者の状態を確認することができます。

加賀市医療センタークリティカルケア認定看護師・山川 晃一 さん:
「とくに心筋梗塞とか血管が詰まる病気ですと、1分1秒早く治療が開始されたりすることで、心臓の予後に直接影響がありますので、そういったのに有用かなと思います」

加賀市医療センター・近澤 博夫 救急センター長:
「(実際の)救急の現場を見ることによって、救急隊がどんなことに気をつけているか、また、救急隊が気が付かないところで、自分たちが何に気がつくことができるか、直接、救急隊に伝えることができると思います。そこが1番、重要なところだと思います」

この日は実際に1件、医師らが同乗し、救急出動したということです。

最終更新日:2025年1月20日 18:46
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