加賀コンビニ強盗殺人から14年 新たに公開の凶器画像や遺留品から見えてきたもの…
加賀市のコンビニで発生した強盗殺人事件は未解決のまま、3日で14年が経過しました。警察は新たに犯行に使われた凶器などの情報を公開しました。
「マネー、マネー」
事件は、2010年11月3日未明に発生。加賀市桑原町のコンビニに包丁を持った男が押し入り店長の山崎 外茂治さんを殺害し逃走しました。県警はこれまで、延べ6万5000人の捜査員を投入してきましたが、犯人逮捕には至っていません。
現場のコンビニは取り壊され、更地となりましたが、現場から約4キロ離れた工事現場には犯人が使用した青いトラック。そして、変装に使ったとみられるカツラなど、様々な遺留品が見つかっていました。
事件から14年…今回、県警が新たな情報を公開しました。
「より多くの捜査情報を公開することで、事件が風化していくことを防ぎ、有意義な情報提供につなげたいことから公表することとしています」
1つは、現場に残された凶器と同じ形状の包丁の画像。刃渡り20センチのこの形の包丁は事件当時、100円ショップなどで販売されていました。
さらに…
山下 実々 記者:
「事件現場から3.5キロほど離れた加賀市中島町です。この高架下で犯人が身につけていたとみられる合羽が発見されたということです」
事件の翌日、高架下の草むらで犯人が着用していたとみられる紺色の合羽が発見されていました。合羽が見つかった場所は、犯人がかぶっていたカツラと犯行後に乗り捨てられたトラックとの中間地点で、逃走中に脱ぎ捨てたとみられています。
3日で事件発生から14年。石川県警はこの事件を最重要課題と位置づけ、いまも40人態勢で犯人の行方を追っています。
石川県警本部刑事部捜査第一課・宗末 勝英 課長:
「被害者とご遺族の無念を晴らし、県民の不安を払拭するためにも必ず犯人を検挙するという信念のもとで、県警の総力をあげ、全力で捜査を続けております」
県警は犯人の特徴をホームページなどに掲載し、広く情報を求めています。情報は大聖寺警察署(電話0761-72-0110)で受け付けています。