ゴールデンウイークのボランティア受け入れは? 課題は”被災者のニーズ掘り起し”
ゴールデンウイークに向けて災害ボランティアの受け入れをいかに増やしていくか。
石川県では被災者のニーズの掘り起こしが課題だとして運営側の人員を増やすなど取り組みの強化を進めています。
きょう、輪島市の門前地区では。
全国から続々とボランティアが訪れていました。
きょうは門前地区にある住宅で18人が活動しました。
家の中を整理していると、たんすから、着物が。
ボランティア:
「すごいきれいですよ」
住民:
「これいっぺんも着とらんさけ」
ボランティア:
「これもここでいいですか?」
さらに、使えなくなった家財道具も運び出していきあっという間に、トラックいっぱいになりました。
ボランティア:
「結構みてると自分で処理されてる方が多いんで、もっともっと支援を、お願いすればいいのにってことありますね」
「能登の方ってなかなか奥ゆかしいんで」
来週から始まるゴールデンウイークに向けこうしたボランティアの活動をいかに加速させていくか。
県ではいま、ボランティアをしてほしいという被災者のニーズの掘り起こしが課題だとしています。
県の担当者:
「ニーズ調査を行うボランティアセンター、そこのマンパワー不足」
「被災者の方の多くが被災地を離れて2次避難、現地にいらっしゃらないというのが要因です」
このため、ニーズ調査を行う人員を増やしたり、2次避難先のホテルなどでゴールデンウイークの一時帰宅にあわせてボランティアを利用してほしいと、申し込み先を記載したチラシを配布しています。
馳知事:
「被災者の皆様に対しては遠慮せずにボランティアに作業をお願いしてください。」
「被災した家の片づけや荷物の運び出しなど、お困りごとは各市町の災害ボランティアセンターにご相談をお願いしたいと思います」
復旧・復興が大きく前進するかどうか、来週からのゴールデンウイークが1つの正念場となりそうです。