海保「拓洋」が金沢港に 能登半島地震の後海底調査にあたった国内最大級の測量船
能登半島地震の後、海底の地形の調査にあたっていた国内最大級の測量船が金沢港に入港し、その内部が関係者に公開されました。
金沢港に入港した海上保安庁の測量船「拓洋」。
1983年から使われている国内で最も古い大型の測量船で、能登半島地震の後、海底での地形の調査に従事し、大規模な斜面崩壊の痕跡を確認するなどしていました。関係者に船内の観測機器などが公開され、音波を使って海底の地形を測ることができるシステムで海底変動を確認してきたことなどが説明されました。
拓洋・金川和司 船長:
「大規模な地震災害があった際はすみやかに現地に派遣されその地震によって付近の海底地形に変動があったか調査することになります。海上保安庁が測量した結果は政府の地震調査委員会に報告しまして、我が国の防災対策に活用されるものと考えております」
海上保安庁では今後も災害時に測量船を活動させ、防災に役立てたいとしています。