石川県は能登半島地震で被害を受けた輪島塗と珠洲焼の支援に向けて大手人材派遣サービス会社と連携協定を結びました。

県が連携協定を結んだのは東京に本社を置く「パソナグループ」で、2日、馳知事が南部靖之代表と協定書を交わしました。
パソナグループでは、能登半島地震で被災した輪島塗と珠洲焼の支援を申し出ていて、職人の生活の安定のため、20人ほどを契約社員として雇用。
来年夏以降に淡路島で開業を予定するホテルなど、関連施設で使う食器や装飾品などの制作を依頼します。

パソナグループ・南部靖之社長
「仕事を発注して雇用を生む。仕事を発注することによって伝統工芸を淡路島だけでなく世界に向けて発信したいなと。これは僕の夢ですね」

パソナグループではこのほか、被災した職人や作家の作品、およそ1000点を購入しており、それらを販売して売り上げを寄付する予定です。