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【解説】震源離れても感じる揺れ「長周期地震動」とは? 

2024年11月28日 19:04
【解説】震源離れても感じる揺れ「長周期地震動」とは? 

26日夜の地震から震度1以上の揺れが続いています。不安な日々を過ごしている方も多いと思いますが、ここからは越崎さんとお伝えします。

越崎 成人 キャスター:
まずは、28日午後5時31分ごろにあった地震の震度図になります。震源地はこの✕印になります。26日の地震以降、震度1以上の揺れが80回以上起きているんです。ここ数日の地震は、ほぼ同じような場所で起きているのが分かります。

市川 栞 キャスター:
改めて、今後、1週間程度は震度5弱程度の揺れに注意が必要ということが分かりましたね。

越崎:
そうですね。でも、能登の方だけではありません。先ほども金沢でも揺れましたが市川さん。26日の地震で金沢でも揺れを感じたんじゃないですか。

市川:
けっこう揺れたなと感じました。

越﨑:
その理由というのがこちらになります。

越崎:
長周期地震動という言葉がありまして、どういうものかといいますと「揺れが1往復するにのにかかる時間が長いゆっくりとした大きな地震動」のことを長周期地震動と言います。

市川:
一般的に高いビルほど揺れるというものですね。

越崎:
そうです。それが、26日の地震では…

越崎:
能登地方では階級は1、金沢を含む加賀地方で階級は2、階級2というのは「ものにつかまらないと歩くのが難しい」という揺れ方は観測されたわけです。

市川:
震度だけみると能登の方が大きかったんですけど、震源から離れていても体に感じる揺れは大きく長く感じたということなんですね。

越崎:
震度と逆転することもあるということなんですね。ちなみに28日夕方の地震で長周期地震動は観測されませんでした。26日の地震で金沢を含めた加賀地方の家具の固定具が緩んでいたりすることがありますので、今一度確認をしていただけたらと思います。

市川:
越崎さんでした。

最終更新日:2024年11月28日 19:04
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