奥能登4つの公立病院は…「財政維持困難」 石川ミライカイギで統合病院の建設要望
民間企業や医療など県内の各分野で活躍する委員らで構成された「ミライカイギ」。県の成長戦略や能登半島地震を受け策定された「創造的復興プラン」の実現性を高めるため15人の委員らが意見交換を行いました。
このうち珠洲市総合病院の出島彰宏氏からは。
珠洲市総合病院・出島彰宏 医師:
「能登の(公立)4病院は赤字が続き財政維持が困難。医療はインフラと同じなくてはならないもの。医療との距離が生じてしまうと能登北部に暮らし続けることは困難。人が住まない地域となることが危惧される」
奥能登4つの公立病院について診療科不足や財政の維持が難しいことなどから将来4つの病院の機能を集約した統合病院の建設を要望しました。
また課題として離職者が増加し医療従事者が不足している現状にも触れ対応を求めました。これに対し馳知事は統合病院について来年度中に結論を出すとしたうえで医療従事者の在籍型出向によるバックアップも検討する方針を示しました。
次回のミライカイギは来年春ごろに開催される予定です。