能登半島地震で被災した漁港復旧へ 水産庁の検討会が技術的な方法などをとりまとめ
能登半島地震で被災した漁港の復旧に向け、水産庁の検討会は、技術的な方法などをとりまとめました。
元日の地震により石川県内69の漁港のうちの60で被災し、輪島市、珠洲市を中心に隆起被害が多数確認されています。
水産庁の検討会では、早期の復旧・復興へ参考にしてもらおうと具体的な技術案をとりまとめました。
隆起の程度を大、中、小と3つのパターンに分類。
このうち、完全に陸地化した漁港の仮復旧としては、隆起部分を掘り込んで水深を確保する案や港の入り口部分に仮設の桟橋を設置する案などを提示。
その後の本復旧では、隆起部分で新たに漁港施設を整備したり、隣接地に新たに施設を作ったりする選択肢を示しました。