「町野の人の勇気になれば」 豪雨被害の輪島のスーパー 30日から本格営業
輪島市町野町で唯一のスーパーマーケット「もとやスーパー」。
店では3代目の本谷一知さんらが30日の本格オープンに向けて準備に追われていました。
もとやスーパー・本谷一知さん:
「最終的に売り場に穴が無いか、お客さんが見てどう思うか。所狭しと商品並べてお客さんに喜んでいただければ」
9月の奥能登豪雨で近くの川があふれ、ほとんどの商品が流されてしまったもとやスーパー。一度は店を閉めることも考えたといいますが…
災害ボランティアの助けもあり、11月から建物の一角に設けた仮店舗で営業を再開。その後、陳列棚を新たに設置し、今では多くの商品が並ぶようになりました。
本谷さんは、30日の本格的な営業再開にこぎつける事ができたのは、店を頼りにしてくれる住民の存在があったからだと話します。
もとやスーパー・本谷一知さん:
「やっぱり気持ちに応えられる人間になりたい。自分だけだったら場所を変えることを考えたと思う。(営業再開)まで出来たんだと、町野の人の勇気になればなと思いますね」
本格オープンを迎えるもとやスーパー。これからも町野町で店を開き続け、住民の生活を支えていきたいとしています。