新幹線開業から1か月 開業を待ちわびていた小松市は今…
その開業効果が期待されるなか県内の沿線はどのような状況なのでしょうか。
今回の開業を待ちわびていた小松市内の現状を取材しました。
先月16日に県内全線開業を迎えた北陸新幹線。
JR西日本によりますと開業後1か月間の利用者数は金沢・福井間で、コロナ禍前を上回る72万3000人。
北陸新幹線の敦賀延伸から1か月経ったいま、小松市内の状況はというと…
テレビ金沢・大野裕輝 記者:
「小松駅から徒歩5分ほどのところにある商店街です。北陸新幹線の小松駅開業から1か月が経ち、今、商店街はどのような状況なのでしょうか」
小松駅前の商店街は、昔ながらの町家が建ち並び、風情あふれる景観が売りですが加盟店で作る協議会の担当者は。
北國とおり町にぎわい協議会・辻 奈穂子 会長:
「正直そんなに平日は(以前と) 変わらないです」
商店街ではより多くの観光客の誘致に向け、頭をひねる日々が続いているといいます。
「お茶の試飲とか、各お店で楽しめるコンテンツを合わせたツアーというのを企画したりしています」
外国人に向けたモニターツアーでは街歩きや曳山の披露が好評で旅行代理店にも売り込んだといいますが…
県外から訪れた観光客からはこんな声も。
茨城からの観光客:
「(駅から)誘導するルートになってないというのもあるので、 目的が無いとこっちまで来ない人が多いんじゃないかなと」
地元ではなじみのある場所ですが、今後は観光スポットとしての魅力をいかに伝えられるかが課題です。
北國とおり町にぎわい協議会・辻 奈穂子 会長:
「小松は観光じゃなくて、ビジネスっていうイメージがあるんですけど」
「じっくりとかけてじわりじわりとファンを増やしていけたらなという感じだと思います」
100年に一度の好機と言われる北陸新幹線の開業。
そのチャンスを生かそうと試行錯誤が続いています。