断水が解消された七尾市の能登総合病院では、7日から人工透析の治療を再開させました。

透析治療は午前9時から始まり、同日は9人の患者を受け入れます。透析治療には大量の水が不可欠で、同病院では震災後、断水の影響で治療の継続を断念し、およそ100人いた患者を別の病院に転院させるなどしていました。2月3日に断水が解消されたことなどから、再開に至りました。

透析治療に訪れた七尾市の男性
「片道3時間で往復6時間ほどかかってました。七尾の方の病院に変わって本当にうれしく思います」
透析治療に訪れた七尾市の女性
「懐かしい方たちに(囲まれて)、あぁ、古巣に戻ってきたな、という気持ちですね」

まだまだ日常とは言えない状況の中、被災地では通常通りの医療に近づく一歩を踏み出しています。

7日午前6時過ぎに発生した最大震度4の地震では、七尾市でも震度3を観測しました。