”住み続けられる”木造仮設住宅 世界的建築家・坂茂さんが設計
珠洲市では、世界的な建築家・坂茂さんが設計した木造の仮設住宅の建設が進められています。
入居の期限が過ぎても住み続けることが可能です。
先月27日。
珠洲市宝立町を訪れたのは、世界的建築家の坂茂さんです。
こちらの市有地では、3月から、坂さんが設計した長屋型の木造仮設住宅6棟90戸の建設が進められています。
その進捗を確認するため現地を訪れたのです。
今回の仮設住宅では、限られた用地を有効に使うため2階建てとしていて、6坪、9坪、12坪の3タイプのほか、バリアフリーの部屋も用意。
坂茂さん:
「接着剤使わず県産材を使って、板状のパネルを、打ち込むだけで作れる新しい工法」
「箱状のものを市松模様に積み重ねて作っています。ですからスピードも速くて、本当の木を使える」
入居期間終了後は、市営住宅に転用され、希望すれば、そのまま住み続けることが可能です。
坂茂さん:
「ずっと住み心地が良いように木造にしているんですけども」
「建築家の目の前で住環境に困っている人いたら何とか改善するのが僕らの仕事ですから」
こちらの仮設住宅は、今月中旬から7月初旬にかけて順次、完成する予定です。