珠洲市に初めての木造長屋完成へ 世界的建築家・坂茂さん設計の仮設住宅
被災地で建設が進む仮設住宅について珠洲市で初となる「木造長屋型」の仮設住宅が来週完成することがわかりました。
県議会定例会の一般質問。
馳知事:
「珠洲市では初となる木造長屋30戸が完成する予定です」
馳知事は10日に珠洲市で初となる木造長屋型の仮設住宅30戸が宝立町に完成することを明らかにしました。
この住宅は世界的建築家の坂茂さんが設計していて入居期間終了後は希望すれば、そのまま住み続けることが可能です。
馳知事:
「木造仮設住宅は災害公営住宅として継続してお住まいも可能なのでいくつかの選択肢をお示しするということも考えていかなければいけない」
一方、馳知事はきょう奥能登2市2町で建設を予定する仮設住宅5503戸のうち先月末までに6割を超える3686戸が完成したことを報告しました。
また馳知事は地震で被災した神社や仏閣について再建を支援する意向を示しました。宗教施設は政教分離の観点から行政の支援は受けにくいものの能登の心のよりどころとなっていることから使い道の自由度が高い復興基金を活用する方針で馳知事は「どういった対応ができるか速やかに検討したい」としています。