珠洲市の全ての中学校が地元での卒業式 ふるさとの復興・未来へ決意の旅立ち
地震で被災した人たちの避難所として使われている、珠洲市の宝立小中学校での卒業式は、黙とうから始まり、卒業生からの感謝の言葉には、震災に対する思いもにじみました。
卒業生代表・大畠梨紗子さん:
「元日に能登半島地震が発生しました。被災しているにもかかわらず珠洲市の復興のために頑張って下さっている方々の姿に元気と勇気をもらいました。」「私たちは一人ではありません」
珠洲市では多くの中学生が、1月から金沢市に集団避難していましたが、今月に入って避難生活を終え、珠洲市に戻っていました。
卒業生 泉 アサキさん:
「珠洲の復興に向けてなんか手伝うことがあれば手伝いたい」
一方、市内で最も卒業生が多い緑丘中学校では体育館が避難所として使われているため市内の多目的ホールで卒業式を行いました。
「本当に友達と離れてしまうという実感が出てきてちょっと泣きそうになっています」
「ほとんど会えなくなることが多くなるのかなと思ってちょっと寂しいなと思って、卒業式でいっぱい写真を撮ろうと思って」
「地震が起きたことは仕方ないの で自分のやれること、勉強とかそれこそしっかりやろうかなと思います」
4つの中学校すべてが地元で卒業式を迎えることができ、生徒たちは新たな一歩を踏み出しました。