県内の公立中学校は9日が卒業式のピークです。

能登半島地震で被災した輪島市の中学生たちも、地元で揃って式に臨みました。

輪島市ではおよそ260人の中学生が親元を離れて白山市の施設に集団避難していましたが、3年生は8日までに全員が地元に戻り、卒業式に臨みました。

市内3校のうち、5人が巣立つ東陽中学校では、体育館が避難所となっているため美術室で式が行われました。

答辞　卒業生代表・登岸結衣さん：
「どれだけの時間がかかるかわかりませんが私たちは必ずこの地震から必ず立ち直ってみせます。3年生のみんな今まで本当にありがとう。高校はばらばらになってしまうけどみんなと過ごした日々は忘れません。3年間ありがとうございました」

卒業生5人のうち、2人は能登地区の高校に、3人は金沢地区の高校に進む予定だということです。

登岸結衣さん：
「めっちゃさみしいですみんなずっと一緒にいたかった。また町野で（みんなと）会えたらいいなと思います」

県内では16の市町の公立中学校で卒業式が行われました。