北陸新幹線大阪延伸 「一日も早い全線整備を」金沢市議会で決議案可決
北陸新幹線の敦賀以西を巡り金沢市議会で17日、一日も早い全線整備を国に求める決議案が賛成多数で可決されました。北陸新幹線の敦賀・新大阪間については、先月、国が「小浜ルート」を前提とした詳細な駅やルートの案を与党の委員会に提示。事業費、工期ともに以前の試算を大幅に上回る結果となっています。
17日の金沢市議会では、こうしたことに触れたうえで、早期の全線整備を求める決議案が提出されました。
野本正人議員 :
「投資効果など着工5条件に関する詳細なデータを速やかに示し、一日も早い北陸新幹線の大阪までの全線整備を強く求めるものであります」
採決の結果、共産党を除く議員が賛成し、可決されました。
金沢市 村山卓 市長 :
「市議会の意見というのは金沢市民の意見をくみ上げた中の決議だと受け止めております」
敦賀以西を巡っては、6月の県議会で「米原ルート」への再考を求める決議がされているほか、7月の石川県民会議では、「米原ルート」も含め再検討を求める決議が採択されています。