能登地震の犠牲者48人に 輪島の火災は200棟を全焼 能登を中心に家屋倒壊130件以上
最大震度7の大地震から一夜あけた石川県内では被害状況が徐々に明らかになっています。
県や各自治体などによりますと、午後4時30分までに県内では48人の死亡が確認されています。亡くなった人は七尾市で5人、輪島市で19人、珠洲市で20人、羽咋市で1人、志賀町で1人、穴水町で2人。
重傷者は輪島市で7人、志賀町で2人、穴水町で5人、能登町で2人の合計16人となっています。このほか、行方不明者数を確認中です。
大規模な火災が発生していた輪島朝市通り近くの輪島市河井町では住宅などおよそ200棟が全焼、280メートル四方を焼失したということです。
また、能登町でもおよそ20棟を焼く火災が発生しました。
珠洲市や輪島市など能登の地域を中心に130件以上の家屋が倒壊しています。
また、輪島市で生き埋めが14件、珠洲市などでは大規模な土砂崩れのほか、各地で道路の陥没、また、多数のけが人が出ているということです。
また、金沢市内でも被害が相次ぎ、金沢城公園では石垣が崩れるなどの被害が確認されています。
のと里山空港ではおよそ500人が孤立状態となっています。