AIを身近に感じてもらおうと、奄美市で、市の公式キャラクター「コクトくん」のAIが誕生しました。その名も「AIコクトくん」。市民の問い合わせに24時間いつでも対応してくれます。

　奄美市では今月1日からAIの自動応答システム、「AIコクトくん」の運用が始まりました。奄美市の公式LINEで、「ごみの分別」を選ぶと、「AIコクトくん」の項目が出てきます。対応しているのは、主に「ごみ出し」に関する内容です。

（永田莉紗アナウンサー）
「早いですね。地区によって異なるのだ、と細かく回答してくれました」

　ちなみに、ごみ出し以外の話題については。

（永田莉紗アナウンサー）
「どんな食べ物が好きなのだ？って質問を返してくれました。ちょっとした会話が楽しめるというのもいいですね」

　奄美市と連携協定を結んでいるインターネット関連サービス会社「GMOペパボ」によりますと、奄美市にはごみ・リサイクルに関する問い合わせが多く、休日や夜間に対応できないなどの課題を抱えていました。その課題を解決して、市民サービスの向上と職員の業務の効率化を目指そうと導入に至ったということです。

（奄美市市民環境部環境対策課・林孝浩課長）
「難しい質問を試しにしてみたが、きれいに返してくれる。担当部署もびっくりする出来栄えなので、地域の皆さんにとってはもっと安心してご活用いただけるのでは」

（奄美市商工観光情報部デジタル戦略係・里村正力係長）
「外国人の方も何か国かいらっしゃるが、そういう方々も市役所電話して質問することも難しいと思うが、5か国語ほど対応しているので、ぜひ周知していきたい」

　奄美市は、今後「AIコクトくん」が対応できる内容をもっと増やしていきたいとしています。