ヤマトグループが貨物専用機の試験運航鹿児島空港では初 物流の2024年問題受け 県産品を輸送し販路拡大へ
物流業界ではドライバー不足が深刻化し2030年には全国の約35パーセントの荷物が運べなくなる可能性があるとされています。そうした中、宅配サービスの大手企業が貨物専用の飛行機の試験運航を鹿児島空港で初めて行いました。
28日午後、鹿児島空港に着陸したのは宅配大手の「ヤマトグループ」が運航する貨物専用の飛行機です。
(記者)
「宅配便でおなじみのクロネコが 描かれた機体に荷物が続々と積 み込まれていきます。貨物専用の飛行機で大きな貨物も短い時間で運ぶことができます」
一機当たりの最大積載量は28トンでJALのグループ会社が飛行機のオペレーションを担います。
2024年4月以降、那覇空港や北九州空港など全国の5つの空港を結び3機体制での運航を始めていて、28日は鹿児島空港と成田空港を結ぶ試験運航が初めて行われました。
貨物の専用機を導入した背景には、物流業界の2024年問題があります。物流業界では、長距離の輸送を担う業者を中心に長時間労働が発生しやすく長い拘束時間が問題視されてきました。
そのため、2024年4月から時間外労働の上限を規制。それに伴いドライバーの収入が減り、ドライバー不足になることが懸念されています。国土交通省によると、2030年には全国の約35パーセントの荷物が運べなくなる可能性があるとされています。
そうした背景を踏まえヤマトグループは大型の貨物も短時間で輸送でき災害時にも活用できる飛行機での物流に力を入れています。
(ヤマト運輸 執行役員九州統括・稲森浩司さん)
「宅急便のネットワークが2024年問題でかなり厳しくなってきている。長距離をしっかりとスピードで運ぶことで往復して何度も運べることもメリット。早く運ぶことが2024年問題の解決の一つでもある」
牛肉や鶏肉、サツマイモなど県を代表する特産品の輸送を国外にも行うことで販路の拡大にも期待が高まります。
(県商工労働水産部・柿内一樹次長)
「世界に誇れる豊富な農林水産物 がある。高い鮮度を保ったまま 海外にも運べるということで県産品の販路拡大、付加価値向上 に大きなメリットがある」
ヤマトグループは今回の試験運航の結果を踏まえたうえで定期運航を目指して検証を進めていくということです。
28日午後、鹿児島空港に着陸したのは宅配大手の「ヤマトグループ」が運航する貨物専用の飛行機です。
(記者)
「宅配便でおなじみのクロネコが 描かれた機体に荷物が続々と積 み込まれていきます。貨物専用の飛行機で大きな貨物も短い時間で運ぶことができます」
一機当たりの最大積載量は28トンでJALのグループ会社が飛行機のオペレーションを担います。
2024年4月以降、那覇空港や北九州空港など全国の5つの空港を結び3機体制での運航を始めていて、28日は鹿児島空港と成田空港を結ぶ試験運航が初めて行われました。
貨物の専用機を導入した背景には、物流業界の2024年問題があります。物流業界では、長距離の輸送を担う業者を中心に長時間労働が発生しやすく長い拘束時間が問題視されてきました。
そのため、2024年4月から時間外労働の上限を規制。それに伴いドライバーの収入が減り、ドライバー不足になることが懸念されています。国土交通省によると、2030年には全国の約35パーセントの荷物が運べなくなる可能性があるとされています。
そうした背景を踏まえヤマトグループは大型の貨物も短時間で輸送でき災害時にも活用できる飛行機での物流に力を入れています。
(ヤマト運輸 執行役員九州統括・稲森浩司さん)
「宅急便のネットワークが2024年問題でかなり厳しくなってきている。長距離をしっかりとスピードで運ぶことで往復して何度も運べることもメリット。早く運ぶことが2024年問題の解決の一つでもある」
牛肉や鶏肉、サツマイモなど県を代表する特産品の輸送を国外にも行うことで販路の拡大にも期待が高まります。
(県商工労働水産部・柿内一樹次長)
「世界に誇れる豊富な農林水産物 がある。高い鮮度を保ったまま 海外にも運べるということで県産品の販路拡大、付加価値向上 に大きなメリットがある」
ヤマトグループは今回の試験運航の結果を踏まえたうえで定期運航を目指して検証を進めていくということです。
最終更新日:2025年3月28日 9:41