北朝鮮による拉致から8月で46年 拉致被害者家族の市川健一さん「拉致問題忘れないで」
日置市の吹上浜で市川修一さんと増元るみ子さんが拉致されてからまもなく46年です。修一さんの兄、健一さんが18日、鹿児島市で講演し「拉致問題を忘れないでほしい」と涙ながらに訴えました。
鹿児島市で講演をしたのは北朝鮮に拉致された市川 修一さんの兄、健一さん夫妻です。
(市川修一さんの兄・健一さん)
「北朝鮮に拉致されたとしても生きているのか死んでいるのか生死の分からない。これほど辛いものはない」
修一さんと増元るみ子さんが拉致されてから8月12日で46年が経ちます。参加者を前に「拉致問題を忘れないでほしい」と涙ながらに訴えました。
(市川修一さんの兄・健一さん)
「国民の強い支持がないと外交は動かない。皆さんこの拉致問題を忘れないでください。皆さま方の力を私たち家族にお貸しください」
健一さんの妻・龍子さんも「これまでの46年は今となっては取り戻すことはできないが未来までも奪う権利はない。一刻も早く助けなければ北朝鮮で一生を終えることになるかもしれない」と語りました。
(参加者)
「46年は長い。拉致被害者のことを風化させないために私たちが忘れてはいけない」
被害者家族が高齢化する中、こう着状態が続く拉致問題。一刻も早い解決が待たれます。