奄美群島の高校生が一堂に会し、総合的な探究の時間で学んだ成果を発表するイベントが奄美市の高校で開かれました。

　奄美市の大島高校で開かれたのは「高校生サミット」です。普段は海を隔てていて会う機会が少ない各学校で交流を深めようと開かれ、奄美群島の内外から11の高校が参加しました。

　与論島の土壌を調べて農業に役立てる方法や徳之島の高齢化が進む集落で島唄を伝承する方法など、総合的な探究の時間で取り組んだ研究の成果について発表。各分野の専門家からアドバイスを受けました。

（参加した高校生）
「自分が思っているより将来のことを考えている人が多くて勉強になった」

（高校生サミット実行委員会　大島高校 福崎心結委員長）
「自分たちが気づかなかった視点から助言やアドバイスをいただけたのですごく貴重な時間になって楽しかった」

　今後は探究学習を充実させるために各学校が大学の研究者や企業に支援を依頼できる体制を整えるということです。