ミャンマーの詐欺グループの拠点で働かせられていた日本人の男子高校生2人のうち、1 月保護された17歳の少年が宮城県内の高校生だということが分かった。

タイの入管当局によると、藤沼登夢容疑者は 1月オンラインゲームで知り合った宮城県内の男子高校生（17）を連れ去り、ミャンマーの詐欺グループの拠点で詐欺行為に加担させた疑いがもたれている。

捜査関係者によると、男子高校生は藤沼容疑者とオンラインゲームを通じて親しくなり、タイに渡航するように誘われミャンマーに連れて行かれたとみられている。

家族からの行方不明届を受け、高校生は無事保護されたのちすでに日本に帰国しているが、ミャンマーでは日本人向けの警察官を装った特殊詐欺に加担させられていたとみられ、警察が詳しい経緯などを調べている。