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<出荷解禁”1か月遅れ”>宮城の「生食用カキ」 海水温高く育ちが遅かったことから”10月28日”出荷解禁へ(宮城)

2024年10月7日 18:42
<出荷解禁”1か月遅れ”>宮城の「生食用カキ」 海水温高く育ちが遅かったことから”10月28日”出荷解禁へ(宮城)

今年初めてとなる「生食用のカキ」の品質検査が、7日行われた。

今年は、海水温が高く育ちが遅かったことから、出荷解禁日は例年より1か月遅い10月28日に決まった。

7日午後、石巻市渡波の宮城県漁協の施設で行われた「生食用カキ」の品質検査。

宮城県内39か所からカキのサンプルが集められ、生産者や仲買人が身の大きさや品質を確認した。

その結果、去年に続き今年も海水温が例年より2~3度高いなどの影響で育ちが遅く、生食には適さないとされる”卵”を持ったままのカキが多かったという。

このため、今年の出荷解禁日は例年より1か月遅く去年より2日早い10月28日に決まった。

宮城県漁協かき部会・阿部輝喜部会長
「例年より検査日を3週間ほど遅らせて、いくらでもカキの回復を待ったが、高水温の影響もあり、昨年同様 回復が見込めなかっ た。食べてくれる人たちに喜んでも らえるような身入れの状態で、県内外に出荷したいという生産者サイドの思いはあります」

県漁協は、今シーズンの「生食用カキ」の生産量の見通しはまだ立っておらず、今後の状況を注視していきたいとしている。

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