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1か月間、魚市場の水揚げ休止…港町で不安広がる「ものすごく驚きました」宮城・塩釜市

2025年1月23日 19:10
1か月間、魚市場の水揚げ休止…港町で不安広がる「ものすごく驚きました」宮城・塩釜市

水産業が基幹産業の宮城県塩釜市。
1か月間にわたって魚市場の水揚げが休止となる事態に市民や関係者からは驚きとともに不安が広がっている。

伊藤悠貴 記者
「駅を出てすぐのポストの上にはマグロのオブジェが飾られている港町・塩釜市。魚市場の不適切会計の影響が街に広がっ ています」

塩釜市民
「不安だらけじゃない。みんな塩釜市魚市場で市が潤っている感じがする」
「もう一度襟を正して運営していただきたい」

こちらの海鮮料理の店では魚市場で水揚げされた鮮魚を中心に使っている。

海鮮料理 大関 店主 紀野國康則さん
「1ヶ月間も水揚げができないということに対してはものすごく驚きました。ですが行政処分なので仕方ないと思いました。」「塩釜の魚を提供できないのは、ちょっと寂しいです。知り合いの船も1か月間来れないと思うと寂しく思います」

こちらの仲卸市場は、魚市場で水揚げされた魚を仕入れ飲食店や宿泊施設などに卸したり一般客にも販売している。

塩釜水産物仲卸市場 大江 玲司 専務理事
「影響の大きい業者は不安の声が聞こえてくる。1か月間全く仕入れできなくなるのか、どういった対策が取られるのか」

仲卸市場に入る業者の中には、塩釜以外の魚市場に水揚げされるマグロをトラック輸送で仕入れることも検討しているという。

塩釜水産物仲卸市場 大江 玲司 専務理事
「マグロのまちですから、この時期に来る客がマグロがなくて食べられなかったとなるのは残念。そうならないように祈るばかり。出来ることはやっていきたい」

ガソリン価格も高騰する中、仕入れコスト増加や必要な量を確保出来るかなど関係者は頭を悩ませていた。
塩釜市では今後、関係する事業者らの意見を聞いたうえで、必要な支援策を考えていく方針。

最終更新日:2025年1月23日 19:10
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