【特集】イマドキ振袖を調査!「淡い色&ワントーン」が人気 お母さんの振袖を着る“ママ振”も
7000人以上が参加した仙台市の「はたちの集い」。
晴れ舞台に臨んだ参加者たちは同級生との久しぶりの再会を懐かしみ、これまでとこれからに、思いを馳せていた。
参加者
「お父さんお母さんにここまで立派に育ててくれてありがとうと思います」
「勉強を頑張って、いい看護師になれたらと思います」
こちらは300人あまりが参加した塩釜市の「二十歳を祝う会」。
式典の後、会場の片隅で準備されていたのは高さ1mほどの筒のようなもの。
「せーの!」
中から出てきたのは小学生時代の思い出の品。
この日のために小学6年生の時に作った「タイムカプセル」だ。
中には8年後の自分にあてた手紙も入っていて、当時を振り返りながらこれからの決意を新たにしていた。
参加者
「当時を思い出すものが一杯で懐かしくなりました」
「塩釜に貢献できるような大人になりたい」
「月見小!いえーい!」
そして「成人式」で注目が集まるのは、この日のために準備したそれぞれの装い。
参加者
「好きな色が青っぽい色なのでこの色にしました。柄に赤が入ってたのでここを赤にしたりした」
「全部お母さんのもので“ママ振”(振り袖も)そのまま着た。大人になったねって言われた」
いま、ハタチが選ぶ装いにはどのようなトレンドがあるのだろうか?
こちらは創業から100年あまりの、若林区荒町の呉服店。
Qこちらの部屋は?」
「振袖売り場。500~600着くらいあります」
「成人の日」を前にしたこの日、並んでいたのは「来年以降」に向けた振袖。
こちらの呉服店の利用客は購入が2割、レンタルが5割。
残り3割は家族のものをリユースするという。
そして長年、新成人を見守ってきた佐藤さんによると、振袖の色合いや柄にも時代ごとのトレンドがあるという。
奥江呉服店 佐藤隆俊社長
「淡い薄いくすんだ色合い、これは赤・ピンク系こちらがグリーン系 」
今年は一見して何色か分からないような淡い色や柄の振袖に、帯も含めてワントーンで合わせるのが人気だそう。
一方、少し、時代を巻き戻すと…
奥江呉服店 佐藤隆俊社長
「これがだいたい20年前色がビビッド髪型も違う帯び合わせも違う。振袖は生きものですね」
また、振袖に流行りがあるのと同じく、ヘアスタイルにも変化があるようで、数年前は大きくてカラフルなものが人気だったが、今は水引きを使った髪飾りや、金箔をジェルに混ぜて直接、髪に付けるスタイルに注目が集まっている。
奥江呉服店 佐藤隆俊社長
「成人は責任が伴うということで身が引き締まる時私たちは式というものを大切に門出を祝ってあげたい。特別な1回だと思います」