大郷町スポーツパーク構想 町議会で予算案否決され「住民投票」へ 宮城
26日午後、傍聴席に町民が詰めかける中臨時の宮城県大郷町議会が開かれた。
田中学 大郷町長
「子供たちが大人になった時にこの事業は絶対に新しい文化・経済が成長するものと」
田中学町長が理解を求めたのは町が進めようとしているスポーツパーク構想。
この構想は2019年の東日本台風で被災した粕川地区に総事業費17億円をかけサッカーグラウンド12面と1200人が利用できる宿泊施設の建設するもの。
運営を行う京都市の企業がおよそ13億円。町が3億円あまりを負担する計画。
26日は、地質調査や土地購入費などとして1億7000万円あまりの予算案が提案された。
この議案は住民への説明不足などを理由に、先月、町議会は否決していて今回が2度目の提案です。議員からは途中で破綻した場合、どう補填されるのかや20年後の経済効果などについて質問が出された。
そして採決の結果、前回より賛成が1人増えたものの賛成5、反対6で否決された。
田中学 大郷町長
「今度はその直接民主主義で。町民に問う、こういうことです」
記者
「住民投票を行うということで?」
田中学 大郷町長
「はい」
田中町長は地権者からは計画の推進を求める請願も出されているなどから住民投票を行う考えを示した。
大郷町での住民投票は過去に例がないということで実施は秋以降という。