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「物価上昇の影響が交通にも…」仙台市バスが15%程度値上げへ 利用客はコロナ前に戻らず

2024年11月28日 19:30
「物価上昇の影響が交通にも…」仙台市バスが15%程度値上げへ 利用客はコロナ前に戻らず

郡仙台市長
「令和6年度の決算をみてからどの程度引き上げるか最終判断にはなるのですが、この段階でいうと15%程度(値上げ)というような数字になっている」

郡市長は仙台市バスの運賃について28日の定例会見でこのように述べ、理解を求めた。

1995年から実質据え置きとなっている仙台市バスの運賃をめぐっては、利用客の減少を背景に今年9月の市議会定例会で仙台市は「7%以上」の値上げを検討していた。

しかし、少子高齢化やリモートワークの普及など今後の利用客がコロナ禍前の水準を上回ることは難しいと判断。
これまで想定していた「7%」の2倍を超える「15%程度」の値上げを再来年の10月に行う方針だという。

郡仙台市長
「乗車量収入の落ち込みは回復していません。加えて物価上昇等の影響というのはやはり交通にもございますから一層厳しい経営状況と認識している」

具体的な改定額は来年度以降に決定する見込みで、その後、市民説明会の開催を予定しているという。

最終更新日:2024年11月28日 19:30
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