復興イベント中に強風でテントが横転 女性が骨折 車3台に傷 宮城・気仙沼市
警察によると、20日午前10時頃、気仙沼市の松崎尾崎防災公園で開催されていた復興イベント「みんなの感謝フェスタ」で、強風により出店ブースのテント1張りが横転する事故があった。
テントは約10メートル離れた道路まで転がり、歩いていた50代女性に衝突。さらに約50メートル離れた駐車場まで転がり、車3台に接触して止まった。
女性はイベントに出演する団体の関係者で、大腿骨、肩、ひざの3か所を骨折する重傷を負い、市内の病院に搬送された。また車は軽乗用車2台と普通乗用車1台でボンネットやガラスに傷がついた。
テントは白いカバーが付いたタイプで、横6メートル、幅2.7メートル、高さ2.1メートルでアルミ製の足が6本。足には鉄製の重りが10キロづつ計60キロを付けて対策をしていた。
警察によると、主催者は強風を受け、出店者に注意喚起や重りが設置されているか確認していたが、強風によりテントは重りを残して横転した。
警察では、イベントの主催者に聞き取りをするなどして事故原因を詳しく調べている。