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【速報】犯行後購入した「氷8袋」について質問 すすきのホテル殺人 検察が父親に尋問 母親の6回目の裁判 札幌地裁

2024年11月20日 13:38
【速報】犯行後購入した「氷8袋」について質問 すすきのホテル殺人 検察が父親に尋問 母親の6回目の裁判 札幌地裁

札幌・すすきののホテルで2023年7月、男性の首を切断し、頭部を持ち去った事件で逮捕・起訴された親子3人のうち、母親・田村浩子被告の6回目の裁判がきょう(2024年11月20日)札幌地裁で午前11時から始まりました。

きょうの裁判は、検察による父親・田村修被告に対する反対尋問から始まりました。

検察が修被告に尋問するのは初めてです。

検察側の修被告に対する尋問は以下の通りです。

~犯行当日のことについて~

Q.自宅を出発したのは?

A.正直、あまり覚えていない。待ち合わせの時間には間に合うように出発した。

Q.待ち合わせ時間は何時だった?

A.1年以上前の話は覚えていない。(記録では)何時になっていますか?

Q.午後10時30分ごろでは?

A.書いてあるならそうかもしれないが、細かいことは覚えていない。

Q.だとしたら何時に出発した?

A.30分もあれば着くので、午後9時30分から10時前くらいかもしれないが、はっきりと記憶がない。

Q.瑠奈の持ち物は?

A.スーツケース。この中にSMの道具が入っていると。あとはバッグ。細かくは見ていない。瑠奈は後部座席で、スーツケー スも後部座席に入れた。

Q.車を運転していたのはあなたで、瑠奈被告は?

A.後部座席にいた。

Q.スーツケースも瑠奈被告が後部座席に?

A.はい。

Q.このとき普段使っているスマ ートフォンは持っていかなかった?

A.覚えていない。

Q.実際には自宅に置いたままだったようだが、浩子被告と連絡できなくてよかったのか?

A.業務用のPHSは持っていますし、スマートフォンを置いてきたことも覚えていない。

~犯行後~

Q.瑠奈被告が車に戻ってきたときの様子は?

A.私はずっと運転席にいた。ちょっと時間は遅かったが、どんな様子かは覚えていない。

Q.瑠奈の様子で特に変わった様子は?

A.家に戻っていいですか?と聞いたらいいということだったので、普段と違う様子は感じなかった。

Q.そのあとすすきののナイトクラブに行く予定?

A.はい。

Q.コンビニで氷8袋を買いましたよね?

A.購入したことは事実です。

Q.コンビニは自宅から近い?

A.徒歩数分です。

Q.氷は誰が必要だった?

A.(瑠奈被告から)氷が必要だから買ってと言われて買ったんだと思います。

Q.何に使うという話だった?

A.普段から目的はほとんど話さないのでこちらも聞く習慣がない。理由は聞いていない。

Q.普段から聞かない?

A.聞くときもあるが氷が危険なものなどではないのでそのときは聞いていない。

Q.瑠奈被告が氷を何に使うか分かっていた?

A.言われていないのでよく分かっていない。SMプレイをしていたので、どこかを腫れたところを冷やすためなのかなと思ったくらい。

Q.氷は何に使われた?

A.2階に上がっていったくらいで、何に使ったかはわからない。

Q.自宅に持ち帰った(被害者の)首を冷やすため?

A.その場は見ていないのでわからない。直接は見ていない。

Q.氷を透明な衣装ケースの中に。 被害者の首を氷漬けにしていたのでは?

A.何をやっているのかなという。 その程度。家に帰って来た時に、首を拾ったと言われた。唐突に言われ、「え?」って感じで、何を言っているのかわからなかった。

Q.どんな様子で言った?

A.普通にです。

Q.瑠奈が浴室に行って作業してい た?

A.(浴室の)中はよく見えない衣装ケースがあったのはわかるが、 すべて見えていたかというと確証がない。

Q.黒い球状のものが入っていたのか?

A.1年以上の前のことだから、記憶が定かではない。

Q.瑠奈に何をしているのか聞かなかった?

A.そのときは聞いてない。

Q.首を拾ったと言われ、安心したいじゃないか。なぜ聞かない?

A.聞いたところで、必要な情報が得られるとは思っていない。

Q.そのとき被告人(浩子被告)は?

A.2階で寝ていた。

Q.そのあとナイトクラブに?

A.はい。

Q.首を拾ってくるのは、ありえないことですよね?

A.一般的にはそうです。

Q.誰のだと思った?

A.その時点で思うのは、被害者のだと。ただ、半信半疑だったと思う。

Q.瑠奈がやったとは思わなかった?

A.頭によぎったくらい。

Q.聞こうとはしなかった?

A.していないです。

Q.殺害したとは少しも思わなかった?

A.ゼロではないと思ったが、高いパーセントでもない。

Q.どうやって殺害したのか、動機は気にならなかったか?

A.直接は聞いたことはない。

Q.その後は?

A.こちらから聞いたことはないです。

Q.瑠奈から言ってきたことは?

A.(首を)拾ってきたくらい。理由については語ってくれない。

【弁護側の主張】11月5日に開かれた田村浩子被告の5回目の裁判では、弁護側は以下のような主張を展開していました。

弁護側は検察に請求し、開示をうけた捜査報告書を証拠として提出。

瑠奈被告が事件の前後に使用していたとみられるノートパソコンの捜査で、以下の検索履歴が残っていたと明らかにしました。

・2023年6月30日「千葉 バラバラ 女性遺体」
・2023年7月6日「千葉切断遺体」
・2023年7月11日「法定刑は死刑のみ 日本で最も重い犯罪とは?弁護士に聞いてみた」
・2023年7月14日「本体と一緒に埋葬されなかった有名な体の一部」

また、修被告のグーグルアカウントには2022年から2023年にかけて、「ネイル」や「メイク」などの検索履歴が残されていたとする証拠を提出。

弁護側は「瑠奈被告も修被告のアカウントを使用していて、「殺人 時効」も瑠奈被告が検索した」と主張しています。

このほか、修被告の自宅から「言い訳するな まず謝罪しろ」「7月1日♡(土)」と書かれた貼り紙が押収された証拠を読み上げたほか、2023年11月に自宅で実施された検証調書を提出。

検証によって、瑠奈被告が所有していた人形32体は2つのスーツケースに16体ずつぴったり収納できることが明らかになり、弁護側は「頭部を持ち去るために事前にスーツケースを購入したわけではない」と主張しました。

最終更新日:2024年11月20日 14:22
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