遅刻恐れて通報ためらう?受験生狙う痴漢を防ぐ チラシ制作は県工インテリア科の高校生 宮城
受験シーズンを迎え、警察は受験生を狙った痴漢や盗撮の被害防止を呼びかけている。
警察から感謝状が贈られたのは、痴漢や盗撮撲滅のチラシを制作した宮城県工業高校2年の安田誉周さんと渡邊海乃さん。
27日午後、JR仙台駅前では、遅刻を恐れて通報をためらう受験生を狙う痴漢行為を防ごうと早速このチラシが配られていた。
宮城県工業高校インテリア科 渡邊海乃さん(2年)
「(受験生を狙った痴漢は)許されない行為だと思うので、この活動で少しでも被害が減ったら」
宮城県工業高校インテリア科 安田誉周さん(2年)
「痴漢をした側も警察に捕まるしされた側も心に傷がつく。どちらもいい気がしない」
宮城県警察本部 県民安全対策課粕谷繁次長
「受験が終わった後に相談することもできるので、遠慮なく躊躇しないで警察にぜひ相談していただきたい」
県内では去年1年間で79件の痴漢被害があり、うち45件が11歳から20歳の被害だった。