<AIカメラで『熱中症』予防>顔の表情などから『熱中症』リスク判定 「子どもたちは遊びに夢中で自分の体調不良に気づけないこと多い」(仙台市の児童館)
続く夏本番の蒸し暑さ。
仙台市の児童館では、顔の表情などから『熱中症』のリスクを判定するAIカメラが導入された。
AIカメラが導入されたのは、仙台市若林区の荒井児童館。
白壁里沙子アナウンサーリポート
「きょう設置されたこちらのカメラ。顔色などから熱中症リスクを判定してくれます。すぐに結果が出ました。体調の変化に気づきにくい子どもたちも、簡単に目で見て確認できます」
顔や皮膚科学の研究を進めてきた大手・化粧品会社が、そのノウハウを生かして開発したもので、AIカメラが表情や顔の赤み、汗のかき方などを解析。
そこに、暑さ指数を掛けあわせることで、『熱中症』のリスクを4段階で判定する。
これまで建設現場などで使われてきたが、自分たちで『熱中症』に気付きにくい子どもたち向けとして、仙台市が試験導入を決めた。
仙台市荒井児童館・稲村友紀館長
「子どもたちは、遊びに夢中になってしまって自分の体調不良に気づけないことも多いので、機械があることで、子どもたちも水を飲まないといけないな、休まないといけないなと気づけるきっかけになると思います」
仙台市は、まず荒井児童館を含む6か所で試験導入を行い、効果を検証していくという。