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労働力確保へ 宮城県がカンボジアと労働者受け入れで覚書締結 全国初

2025年1月9日 7:00
労働力確保へ 宮城県がカンボジアと労働者受け入れで覚書締結 全国初
カンボジア政府と覚書を締結する村井知事 宮城県提供

宮城県は企業の外国人材確保に向けてカンボジアと「人材の送り出しや受け入れ」に関する覚書を全国で初めて締結した。覚書締結のためカンボジアを訪問した村井知事は、8日の会見で「仏教国で親日国でもあり宮城県と親和性はある」として技能実習生受け入れを増やしていく考えを示した。

村井知事は12月25日から28日までカンボジアの首都プノンペンを訪問し、フン・マネット首相を表敬訪問したほか、労働職業訓練省のヘン・スオ大臣と人材送り出しと受け入れに関する覚書を締結した。
日本の自治体がカンボジア政府と覚書を締結するのは初めて。

宮城県はベトナムやインドネシアとも人材受け入れの覚書を交わしている。村井知事は8日の定例会見でカンボジアからの人材受け入れの一例として人手不足の「自動車整備」をあげた。現地を訪問した際にカンボジアでは日本製の車が多かったことから、日本で学んだ自動車整備の技術を帰国後も生かせるとしている。

村井知事はベトナムやインドネシアを含めて様々な業種の受け入れを進め労働人材の確保を図っていく考えだ。

最終更新日:2025年1月9日 7:00
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