「詐欺電話には『距離』が置けるかどうかで決まる」『特殊詐欺』を心理学から防止しようという研修会(宮城県警)
特殊詐欺を心理学の面から防止しようという研修会が、宮城県警で開かれた。
22日の研修会には、特殊詐欺防止に携わる警察官が参加した。
講師には、東北大学の犯罪心理学の専門家が招かれた。
犯行グループは「家族が事件に巻き込まれた」「金を振り込めば助かる」など不安と安心を巧みに織り交ぜた心理学的手法を利用していること、また詐欺電話に対応する際の「距離感」について説明した。
荒井崇史准教授「私たちの習性からすると、電話が掛かってきた時に距離が置けるかどうかで全てが決まります。 ヒューリスティック(先入観や直感)処理をしてしまうと(詐欺に)引っ掛かります。皆さん でも引っ掛かります」
宮城県内の特殊詐欺の被害は、これまでに6億円を上回り過去5年間で最悪となっている。