<DNA鑑定によって身元判明>旧ソ連のシベリアに抑留され亡くなった人の遺骨 ”宮城”の男性と判明 遺骨が遺族の元へ(宮城・石巻市)
終戦後、旧ソ連のシベリアに抑留されて亡くなった人の遺骨が、DNA鑑定によって宮城県内の男性であることが判明し、24日遺族に引き渡された。
DNA鑑定で身元が判明したのは、宮城・石巻市出身の二階堂質郎さん。
24日午後、宮城県の職員が、遺骨を石巻市に住む長男の芳正さんに引き渡した。
二階堂質郎さんは1945年朝鮮に出征し、終戦後 旧ソ連のシベリアに抑留されたが、栄養失調などのため36歳で死亡した。
遺骨は、2018年に政府派遣の収集団が抑留先の埋葬地から回収していたもので、今年6月 DNA鑑定で身元が判明した。
二階堂質郎さんの長男・芳正さん
「戦後79年経ったのに、遺骨が帰 ってくるとは本当にびっくりしまし。大変嬉しいです、こん な嬉しいことございません」
シベリア抑留者のDNA鑑定で身元判明し遺骨が引き渡されたのは、宮城県内では25件目となる。