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被災地に新BBQ施設オープン「津波で何もなくなりましたから、このままではだめだと…」(仙台市)

2024年4月8日 21:09
被災地に新BBQ施設オープン「津波で何もなくなりましたから、このままではだめだと…」(仙台市)

津波で被災した仙台市沿岸部に賑わいを作ろうと、新たにバーベキュー施設がオープンした。
仙台市若林区荒浜地区に、8日オープンしたのはレストラン併設のバーベキュー施設。

敷地面積は2.8ヘクタールで、垣根で区切られた37の会場で炭や食材を持ちこまなくてもバーベキューを楽しむことができる。
運営するのは、「東日本大震災」翌日から荒浜に救助車両が通れるよう がれき撤去などを担った仙台の解体工事会社。
「被災地に賑わいを作りたい」と、3年かけて準備してきた。

Garden Kichen海と風 佐藤正之 総支配人(東北黒沢建設工業会長)
「何もなくなりましたから、このままではだめだと。ここは人が遊びに来る場所になる」

仙台市は、津波被害で危険区域に指定され人が住めなくなった沿岸部43.8ヘクタールについて、民間から事業提案を募ってきた。
これまで荒浜を含めすべての区画で事業候補が出揃い、観光農園、スポーツ温泉施設などが営業を始めている。

仙台市は、今後 それぞれの施設を周遊できるようなイベントや交通対策を行う考えだ。

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