ナマコ約2.3トン密漁で懲役2年 漁業法違反の罪 妻は執行猶予付き判決<宮城県>
起訴状などによると、宮城県利府町の無職・後藤富三男被告(67)と妻の眞理子被告(61)は今年1月から2月にかけて石巻市の漁港で他の5人と共謀しナマコ約2.3トンを密漁した漁業法違反の罪に問われている。
25日の裁判で宮田祥次裁判長は、富三男被告は潜り役や買取人との連絡を担当し、最も多い報酬を受け取っていることから首謀者であり、周辺の水産資源や漁業者に与えた影響は著しく悪質などとして懲役2年の実刑判決。眞理子被告に懲役1年6か月執行猶予3年の判決を言い渡した。
弁護側は控訴する方針。